FF7の「更に戦う者達」を理解した(弾けはしない)

FF7リバースの発売が近づいてきたので、FF7熱が高まってきた。とはいえ、FF7リメイクすら1秒も触れていないのでリバースを買うつもりはない。リバースもリメイクもクライシスコアダージュオブケルベロスも、買ったところで遊ぶ時間がないのだ。強いていうなら、Switchに入れてある原作を遊ぶかもしれないというところだろうか。小学生の頃から数えると通算4周〜5周はしているので安心して遊ぶことができる。何回遊んでもハイウインドの曲は最高である。もはや、新しいものに触れる気力はなく、少年期の楽しかった思い出を繰り返すだけの亡霊になりつつある。

ということで、エレキギターを触っている以上避けることはできないといっても過言ではないくらい「弾いてみた」界隈では有名な「更に戦う者たち」をコピーしようとしてみた。(※できていない)

以下はコピーの軌跡である。

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ここ最近、ギター以外のこと(仕事とかゲーム)でも執拗にノートを取るようにしている。自分でやってみて感じたこと、考えたこと、書籍やYouTubeに書いてあったことを、記憶が鮮明なうちにガリガリと書き写すようにしている。

元々記憶力には自信があるほうだったが、30歳を過ぎてガクンとこの能力が衰えたように感じている。メイプルストーリーのルディブリアムのグループクエストの途中のステージの暗号、"133 221 333 123 221"は未だに覚えているが、昨日商談した人の名前や鉄拳8の風間準のコンボはすぐに忘れてしまう。過度の飲酒で脳細胞が破壊されているというのもあるだろう。なんにせよ、人生のピークである「放っておいてもうまいこといく」はとうに過ぎたのだ。無様に衰えゆく全てに対してできうる限りの方法で抗うしかないのである。

「なぜキャンパスノートなのか?」ということについては、きちんとした理由がある。唐突だが、おれは自分のことを孫悟飯だと思っている。少年期(セルゲーム)がピークで、その後は衰退しかない、という意味合いでだ。おれは自分自身のピークは大学受験の時だったと思っている。奈良県という大きなムラ社会に生まれ、部活動に励みながら偏差値教育を勝ち抜く、いわゆる「文武両道」こそが人間の目指す究極でありその他の生き方は唾棄すべきものであるという思想を疑うことなく、学校の先生の言いつけを守り先生の言う通りに部活動に励み定期テストで良い点を取ることでしか自分を表現できない10代を過ごした。その時にやっていたのが「キャンパスノートに書きまくる」である。令和も6年になり様々なデジタルツールが普及し生成AIがブイブイいわす中、過去の成功体験に囚われていまだにキャンパスノートを書き綴っているというわけである。

前置きが長くなった。

今までいろんな曲をコピーしてきたが、所詮丸暗記をしているだけで音楽を理解しているというには程遠いと感じていたので、今回はコピーの仕方を少し変えてみた。

一音一音追っていくのではなく、曲のパートごとにポジションを捉えるようにしてみた。(画像参照)

その結果、浅い座学でなんとなく学んでいた「スケール」が見えてきた。20年以上聴き続けてきた「更に戦う者達」のおもしろさを改めて実感している。

実際にポジションを書き起こしてみて、Aメロ(というのがふさわしいかはわからない)はAハーモニックマイナー、Bメロ(というのがふさわしいかはわからない)はAドリアン、Dメロ(というのがふさわしいかはわからない)はナチュラルマイナーっぽいな、ということがわかった。合っているかどうかはわからないが。

 

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最後のスウィープフレーズは聴き取れそうだなーと思いつつ全然聴き取れなかったので、ネットで出回っているTab譜をもとに2拍(3連符*2)ごとにポジションを書き起こしてみた。

聴いている時は「わけわかんねー」となるのだが、いざ書き起こしてみるとよく出てくるコードの形ばかりである。(⑥のsus4はちょっと珍しい気がする)

自分はスウィープが全然できないので、このぐらいしないと"正解"がわからない。練習のスタートラインにも立てない。このぐらいしても指が全く追いつかないわけだが、やらないことにはできるようにならないのでやっていこうと思う。

自分が60歳ぐらいになってFFリバースのリメイクのリバースが出るくらいの頃には弾けるようになったら良いなと思いながら、明日からも地道に練習していこうと思う。